サッカー競技は、イギリスが発祥の地となります。そのため、イギリスも含めたヨーロッパでは、古くからサッカーが盛んでした。現在も非常に盛んで人気があり、有名選手は高額な年俸を得ています。ヨーロッパサッカーの特徴として挙げられるのが、このイギリスの特異性です。
ブックメーカーのサッカーが盛んなのも、ブックメーカーとサッカーともにイギリスが発祥の地だからでしょう!
ワールドカップには予選でも本大会でも、基本的にひとつの国から1チームが出場しますが、イギリスは異なります。
予選には、イギリス1国から4チームも出場します。ヨーロッパの予選で、その4チームが勝ち残ったら、本大会にイギリスから4つのチームが出場することになります。実際、そうなった年もありました。4つのチームとは、イングランドとスコットランド、ウェールズおよび北アイルランドの4代表チームです。この4つの地域は、昔は別々の国でした。イギリスのサッカー協会は、1863年に設立され、4つの地域の協会がそれぞれ別個に活動していきます。
その後1904年に、FIFAができました。FIFAは、協会は1国でひとつという原則にしましたが、それよりも先にイギリスの協会ができていたためもあり、イギリスに限って、1国4代表チームを認めました。オリンピックでそれは認められないため、イギリスはオリンピックのサッカーには出場しません。